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2014年06月24日

へいわってすてきだね



昨日は、沖縄は「慰霊の日」でした。

沖縄戦で亡くなった方々を追悼し、
悲惨な戦争を起こさないと
平和を継続していく意識を未来へつなぐ日です。

本屋さんで、与那国島の小学1年生の書いた詩
「へいわってすてきだね」の絵本に出会いました。

娘も読んで、「この子すごいね」と感心していました。

私も読んで目が潤んでしまいました。

この絵本は、昨年の沖縄全戦没者追悼式で、
当時小学1年生だった安里有生君が、
朗読した自作の詩に
絵本作家長谷川義史さんが絵を描いたもの。

子どもらしい感性の
ひらがなの詩なんですが
心動かされるものがあります。

沖縄の戦争を知らない世代にも
絵本を通して平和を願う想いが継承され
いろんな子どもや大人たちへの心に響いていきますように。


2014.6/26の記事 「読み聞かせの絵本がシンクロ」
   → http://serendipity888.ti-da.net/e6444076.html



安里有生の詩 「へいわってすてきだね」 

へいわってなにかな。

ぼくは、かんがえたよ。

おともだちとなかよし。

かぞくが、げんき。

えがおであそぶ。

ねこがわらう。

おなかがいっぱい。

やぎがのんびりあるいてる。

けんかしてもすぐなかなおり。

ちょうめいそうがたくさんはえ、

よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。

みなとには、フェリーがとまっていて、

うみには、かめやかじきがおよいでる。

やさしいこころがにじになる。

へいわっていいね。へいわってうれしいね。

みんなのこころから、

へいわがうまれるんだね。

 

せんそうは、おそろしい。

「ドドーン、ドカーン」

ばくだんがおちてくるこわいおと。

おなかがすいて、くるしむこども。

かぞくがしんでしまってなくひとたち。

 

ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。

このへいわが、ずっとつづいてほしい。

みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

 

へいわなかぞく、

へいわながっこう、

へいわなよなぐにじま、

へいわなおきなわ、

へいわなせかい、

へいわってすてきだね。

 

これからも、ずっとへいわがつづくように

ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。


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Posted by ルミナス at 10:55│Comments(0)絵本&読み聞かせ
 
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