2010年06月22日

慰霊の日

6月23日は沖縄戦が終結した日「慰霊の日」として

小中高校はお休みになります。


現在では戦争の傷跡を見つけるのもなかなか難しいほと

復興している沖縄の町並みですが、

家族や一族の封印された記憶の中に

沖縄戦の深い傷が、残っていたりするのです。

私の父や、叔母も「対馬丸」に乗って疎開しようとしたそうです。

子ども達にも、もしおじいちゃんやおばあちゃん、

誰か一人でも沖縄戦でなくなっていたら、私やダ~リンも存在せず

あなた方も生まれていないはず・・・命を守り、つないでくれたご先祖様や

おじいちゃん、おばあちゃんに感謝してねと、折々話しています。

この子たちの、生きていく未来が平和で、みなが調和し豊かに暮らせる

世の中でありますように・・・



慰霊の日
マブニのアンマー ~おきなわのうた~

文/赤座範久  絵/北島新平  ほるぷ出版/1300円+税

絶版で手に入らなかった本書は、
沖縄県内の学校司書の熱心な要望で2005年復刻しました。
マブニのガマで戦死したという息子の骨を探し求めて、
雨の日も風の日もマブニのガマに通い続ける母(アンマー)、
やがてアンマーは無念な死をとげた骨たちの心の声と
会話ができるようになります。
通い続けて11年目のある日、アンマーはついに息子の骨を見つけます。
戦争があった沖縄だからこそ、子ども達に読みづ付けていきたい本です。

(沖縄子どもの本の研究会 「読み聞かせの本リスト」より)



この時期の、読み聞かせの時間に、
こどもたちに読んであげたい本ですが、
読むたびに涙、涙で、
まだ一回も学級の子ども達の前で読んだことがありません。
でも、いつもこの時期になると読んであげたいと思っています。
次世代へも語り継いでいきたい絵本です。

沖縄県内の学校司書のみなさま
未来のこどもたちへの恩恵になるような
この絵本を絶版という状態から救ってくださり
ありがとうございました。
感謝



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Posted by ルミナス at 08:08│Comments(0)絵本&読み聞かせ
 
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